「UFO報告書」深掘! UFOは宇宙人の乗り物?大国の先進技術?

ミステリー
  • なぜ、今までUFOの存在を否定し続けてきたアメリカ政府が、このUFO調査報告書を公開したのか?
  • この報告書から何が分かったのか?

はじめに

2021年は多くのUFOファンにとって、「節目の年」と言っても過言ではないでしょう。少なくとも、僕にとってはそうです。なぜなら、2021年6月25日、アメリカのペンタゴンが、前例のない公的なUFO調査報告書を公開したからです。

この報告書は、2004年から2021年の間で確認された、144件の未確認空中現象(UAP)を調査対象とし、その調査の結果を公表しました。これらが、これまでの一般人がカメラで捉えたUFO目撃情報と根本的に異なるのは、報告書が言及した目撃情報全て、戦闘機や軍艦などに搭載されているレーダーや赤外線装置、ミサイルの先端に組み込まれたシーカー、人工衛星、航空機センサーなどによって確認されたものということです。

つまり、これらの目撃情報の信頼度は、桁違いに高いということを意味しています。そして、センサーやレーダーに捉えられたということは、これらの現象全ては、光の反射や自然現象ではなく、まさに機体そのものを持っているということです。

この結論は報告書にも記載されていますので、後ほど詳しくご紹介します。今まで都市伝説とでしか扱われなかったUFOは、アメリカ政府が本気で向き合い始めた態度によって、一つの節目を迎えたと僕は思います。ではなぜ、今までUFOの存在を否定し続けてきたアメリカ政府が、このUFO調査報告書を公開したのか?この報告書から何が分かったのか?はたして、UFOは宇宙人の乗り物なのか?今日はこれらの内容を深掘していくので、ぜひ最後までご視聴ください。

ニューヨーク・タイムズによる暴露

ニューヨーク・タイムズが公開した3つの動画の1つ

2017年、ニューヨーク・タイムズが自社のホームページで、三つのUFO動画を公開しました。これらの映像が公開された当時の記事では、アメリカ海軍の戦闘機に搭載されている赤外線センサーによって捉えたものだとしていました。映像にあるUFOは円盤状の形をしており、急停止、急加速、高速移動などの飛行特性を持っており、戦闘機のパイロットの「これは地球の物じゃないぞ」と叫んだ声も聞こえています。記事が公開された直後、また何らかのデマかと思われているせいか、あまり注目が集まりませんでした。

国家情報長官室のトップのコメント

しかしその後、アメリカ国家情報長官室のトップ、ジョン・ラトクリフ氏が、FOX放送のインタビューで話した内容が、大きな波紋を呼びました。

「率直に言って、現在公開されているUFO目撃事件は、ほんの一部で、他はほとんどが極秘情報です。我々が把握している目撃事件は、全て海軍や空軍のパイロットによって目撃されたもの、もしくは衛星が捉えたものです。正直、これらの物体は説明がつきにくい。我々の現在の科学レベルは、これらの物体の飛行特性を再現できません。一部の物体は、ソニックブームが発生しない超音速飛行ができます。我々が観察したこれらの物体は、一般的な理解を超えています。このような物体がたくさんあって、我々は今情報収集を行っている。近い内に、一般民衆に情報開示を行うつもりです。」

このジョン・ラトクリフは、かの有名なCIAを含む、16か所の情報機関を統する閣僚級であり、大統領に直属する高官です。彼の口から出たこのような発言は、世間を騒がせていました。

その直後、アメリカの国会が、国防総省と国家情報長官室に、UFO調査報告書の提出を命じ、報告書は次の二つの質問に答える必要がありました。

  • UFOは本当に存在しているのか?
  • 存在しているのなら、国家安全を脅かしているのか?

それでは、報告書の内容を見ていきましょう。この報告書から、いろんなことが分かりましたので、ぜひ最後までお読みください。

報告書の内容

報告書は約1万5000字で9ページの構成となっています。カバーで分かったことは、報告書を作成したのは、先ほど登場したジョン・ラトクリフが所属している国家情報長官室です。タイトルは「未確認空中現象の予備的評価」、書類の分類は「非機密文書」です。この「非機密文書」には深い意味があるので、後ほど解説します。

報告書の冒頭部分には、このような文書があります。

UAPTF、つまり「未確認空中現象タスクフォース」は、これらの未確認空中現象の存在が、脅威であると認識している

このUAPTFというのは、UFOなどの、未確認空中現象を調査するために、国防総省によって設立された調査組織です。UAPTFは高い権限を持っており、ほとんどの軍種と政府機関の情報に、アクセスができるようです。

次に、こう書いてあります。

アメリカが数多くの監視センサーを、陸、海、空に設置しており、領空を通過する、全ての飛行物体を識別することができます。今回の144件の目撃事件の一部は、この識別システムによって発見された。

さらに、このような文言があります。

「これらの未確認空中現象は、ほとんどが物理的な物体を持っている」

この文言から、光の反射や自然現象などの可能性はなくなりました。それに続いて、最も重要な内容が出てきます。物体の飛行特性についてです。

まず、これらの物体は、強風の中で静止することができ、逆風方向に向けて移動することもできます。その移動速度はかなりの高速であるにもかかわらず、機体には、識別できる限りにおいて、推進器が観察されていません。

飛行機や戦闘機に搭載されているエンジン

これはどういう意味かと言うと、普通の飛行機や戦闘機に搭載されているエンジンは、化学燃料の燃焼によって、推進力を得ています。センサーやレーダーは、機体から放つ熱を探知することができます。しかし、これらの物体に関して、物理的な物体を持ち、かなりの高速で移動しているのにも関わらず、物体から放つ熱が、まったく探知されていません。つまり、これらの物体は、一般の飛行機とまったく異なる仕組みで推進力を得ています。

目撃情報の中に、さきほど紹介した、ニューヨーク・タイムズが公開した3つのUFOも入っています。実はこの3つのUFOの映像から、物体は300から600の加速Gが観察され、さらに、高速移動中に、90度の方向転換や急停止なども観察されました。ここで知ってほしいのは、戦闘機が急旋回する時は、3から5G、ロケットの打ち上げ時は3.5G、宇宙船が大気圏に戻る時でさえ、せいぜいの6Gなのに対し、これらの物体が出した、300から600Gはどれほど恐ろしいか想像がつくと思います。

ではこれらの物体は何なのか、報告書の5ページ目に、このような記載があります。

「これらの未確認空中現象は、簡単に一つの結論で説明することができない」

「彼らは他国の先進技術による可能性もあり、アメリカの秘密プロジェクトによる物の可能性もある。」

しかし、報告書には、「宇宙人」という単語は一度も登場せず、これらの物体は地球外生命体によって作られた可能性も言及していません。これは多くのUFOファンががっかりしたポイントです。でもこれは仕方がありません。なぜなら、この報告書の分類が「非機密文書」だからです。

非機密文書には、一般人の常識を覆すような内容を書くことはあり得ません。アメリカ政府の報告書は、中に記載されてある内容によって格付けされています。機密性の低い順から、非機密、機密、極秘、最高機密、隔離機密の5段階があります。最高の隔離機密になると、大統領さえアクセスできないと言われています。一般人の常識を覆すような内容は、最高機密文書や隔離機密文書にしか書くことができません。

今回の報告書は恐らく、最高機密文書から公開できる内容を抜粋したものであることから、その元になる最高機密文書には、世に大混乱を招くような内容が書かれている可能性が十分にあると思います。これは、以前のアメリカ政府の態度であれば、今回のように、一般認識を超えた飛行特性が記載されてる報告書が、非機密文書に分類されるのは、不可能に近いと思います。

今回の報告書は、アメリカ政府のUFOに対する態度に、大きな変化があった事を表しています。さらに、この世に、物理法則を無視した飛行物体が本当に存在していること、アメリカ政府にはこれらの物体を調査する組織も存在していることが、確実に分かりました。これを一つの節目と言っても過言ではないでしょう。

これらの物体は一体何者なのか、何の目的を持っているのか?近い将来に、さらに驚く情報が公開される可能性が出てきたと思います。期待して待ちましょう!

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