宇宙の全てを記録している、全知の「アカシックレコード」の正体

世界の真相
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  • このような解釈はあり得るのか?
  • アカシックレコードは科学的な根拠を持つ存在なのか?
  • 私たち人類は、アカシックレコードにアクセスできるのか?

アカシックレコードとは

世界3大叙事詩の一つである、古代インドの「マハーバーラタ」には、次のような記述があります。

「この宇宙には、ある実体のない物が存在しており、そこには、宇宙の全ての出来事が記録されている。宇宙における全ての情報と知識も中に含まれている」

この記述が示唆しているものは、「アカシックレコード」というものです。「アカシック」というのは、古代インド言語の「梵語(ぼんご)」にある「アーカーシャ(आकाश)」が由来で、「虚空」「空間」「天空」を意味します。

アカシックレコードが持つ「全知」という概念もしくは存在は、ほかの民族や宗教にもあります。仏教の「阿頼耶識(あらやしき)」や、エジプト神話にある全知の「ホルスの目」など、形は違いますが、根本的にはアカシックレコードと同じく、宇宙の全てのことを知っている存在です。

古代人類から見れば、これらの存在は「神の力」としか解釈できませんが、アカシックレコードの定義を使って現代の観点で解釈してみれば、「宇宙には全ての情報を記録する媒体が存在しており、そこにアクセスすることができれば、知りたい情報や知識が手に入る」、ということになるのではないかと思います。では、このような解釈はあり得るのか?アカシックレコードは科学的な根拠を持つ存在なのか?私たち人類は、アカシックレコードにアクセスできるのか?今日は、これらの疑問を分析しながら、アカシックレコードについて深掘りしていきたいと思います。

ラマヌジャン

結論から言うと、人類は既にアカシックレコードにアクセスできている可能性が高いということです。歴史を振り返ってみると、何人かがそれを実現できているようです。

天才数学者のラマヌジャン

一人目は、1887年に生まれたインドの天才数学者のラマヌジャンです。彼は貧しい家庭で生まれた為、ほぼ正当な数学の教育を受けたこともなく、数学において最も重要な「証明」という概念さえ持っていませんでした。しかし彼は、情熱と努力で何年も掛け、独自に大量の公式を考え付きました。

しかし彼の公式は当時の数学者の間では、その正しさを証明することが出来なかったことから、あまり認められませんでした。認めてもらいたい気持ちと、自分の公式の正しさを証明してもらいたい気持ちで、ラマヌジャンは当時の大数学者であるイギリスケンブリッジ大学のハーディ教授に手紙を書きました。その手紙には、1ページの簡単な自己紹介と、10ページに渡った120個の公式が書いてあります。

ハーディ教授は、軽い気持ちで手紙を読み始めましたが、後にその内容に驚かされました。これらの公式には、ハーディ教授自身が未公表の研究成果と一致する内容や、彼自身でもそれが正しいかどうかを判断できない高度な内容がありました。この手紙を書いた人は図りし得ない才能を持っていると判断し、ハーディ教授は返事の手紙で、ラマヌジャンをイギリスに招待しました。二人で会って直ぐにハーディ教授が気付いたのは、ラマヌジャンは正統派の数学者と根本的に違うということです。

まず、自分で書いた公式にもかかわらず、ラマヌジャンはそれを証明できないと言うのです。驚かされたハーディ教授が、「ではこれらの公式はどのように発見したのか?」と尋ねると、「寝ている時に、ナーマギリというヒンドゥー教の女神が教えてくれた」とラマヌジャンは答えました。不信感を感じ始めたハーディ教授ですが、後にラマヌジャンのこの不思議な能力に感心して、次のような言葉を残しました。

「我々は数学を研究している。ラマヌジャンは数学を生み出している」

ラマヌジャンがケンブリッジ大学に在籍していた時に、このような公式を書きました。

ハーディ教授を含めた当時の数学者たちは、誰一人この式の意味を理解できませんでした。

100年後の2012年に、ブラックホールを研究する物理学者たちが、観測によって得られたブラックホールのとある性質を、ラマヌジャンのこの公式で完璧に再現できることを偶然に発見し、当時のニュースにも取り上げられました。ブラックホールの存在さえ知られていなかった100年前の時代に生きていたラマヌジャンは、なぜブラックホールの性質を描写する数式を書けたのか?この数式を生み出す不思議な能力はどこからきているのか?その答えは、ラマヌジャンがアカシックレコードにアクセスしていた、としか説明がつかないと僕は思います。

ニコラ・テスラ

もう一人アカシックレコードにアクセスできていたかもしれない人は、ニコラ・テスラです。

ニコラ・テスラは交流電の発電と送電システムを発明したことで世に知られるようになりましたが、現在私達が使用している電気技術の8割の基となる理論的な根拠は、テスラによって初めて提唱されました。テスラの、地球規模の無線送電システムやフリーエネルギーに関する革命的な発明は、石油財閥などによって闇に葬られたという噂も広く知られています。

何より、テスラの知識のインプットと結果のアウトプットの仕方は、ラマヌジャンと非常に似ています。テスラは複雑な装置や機械を作る際は、いつも「設計」という段階をスキップして、いきなり試作や製造の段階に入ります。

なぜそんなことができるのかと聞かれると、「装置の仕組みと構造は、既に映像のように脳内でできていて、それを再現すれば、装置を完成する事ができる」とテスラが答えます。彼は次のような有名な言葉も残しています。

「私の脳は受信機にすぎない。宇宙には中核となるものがあり、私達はそこから知識や力、インスピレーションを得ている。私はこの中核の秘密に立ち入ったことはないが、それが存在するということは知っている」

テスラが残したこの言葉、まさにアカシックレコードその物を描写しているように思われます。

では、アカシックレコードという存在は、科学的な根拠を持っているかどうかを見ていきましょう。話はアカシックレコードと関係のなさそうな物理学から始めますが、興味深い結論と結びついているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

アカシックレコードの正体

原子の種類と並びかたも「情報」である

物理的な観点から見れば、物質の中には様々な「情報」が含まれていると言えます。例えば、異なる物質は、原子の種類とその並び方がそれぞれ異なっています。ダイヤモンドは炭素原子の立方的な並び方で構成されていて、シャーペンの芯は炭素原子のレイヤー的な並び方で構成されています。この原子の種類と並び方が一つの情報です。

もっと簡単に言うと、本に書いてある文字も一つの情報であり、これらの文字情報は根本的に言えば、原子の種類や並び方で決められています。ですので、物質に、これを構成する全ての情報が含まれています。

情報はブラックホールの二次元の表面である「事象の地平面」に投影される

ヘーラルト・トホーフトという物理学者の研究によれば、物質がブラックホールに吸い込まれた後、それ自体は素粒子レベルにまで分解されますが、その物質に含まれていた情報は、ブラックホールの二次元の表面である「事象の地平面」に投影(保存)されます。この情報を投影(保存)するやり方は、三次元像を二次元の写真に投影するホログラフィーという技術と非常に似ていることから、ブラックホールで起きるこの現象は、ホログラフィック原理と名付けられています。

ブラックホールに吸い込まれた物質自体は分解されていますが、ブラックホールの外にいる人から見れば、物質の情報は全てブラックホールの二次元の表面に保存されているので、技術さえあれば、その物質の全てを復元できます。

これは何を意味するかと言うと、ブラックホールと同じ物理法則の支配下にあるこの宇宙の中でも、同じような情報の投影が起きています。つまり、あなたや私、全ての人類、この宇宙にある全てのものに含まれている情報は、「宇宙の地平面」という二次元の平面に投影されています。この「宇宙の地平面」という平面が、全ての情報を保存する媒体であり、アカシックレコードの正体です。この「宇宙の地平面」はどこにあるのかと言うと、ブラックホールの表面と同じく宇宙全体を覆うものなので、理論上では、我々からほぼ無限大に離れている距離にあります。

ではラマヌジャンやニコラ・テスラは、どうやって宇宙の地平面から情報を得ることができたのか?

松果体

ここからは科学的根拠もない僕個人的な見解となります。

皆さんは「松果体」という脳器官を聞いたことありますか?進化生物学の研究によれば、松果体細胞は、目の光受容細胞と非常に似ており、目の網膜細胞と同じ起源を持っています。現代人の脳にある松果体は、我々の祖先の脳にあった大きな器官から退化したものだと考えられます。

多くの神話や宗教において「第三の目」という伝説があり、それが松果体のもともとの姿でした。松果体の元々の機能は、アカシックレコードにあった情報を読み込むことです。松果体でアカシックレコードにアクセスした後、情報は光信号に変換され、松果体の光受容細胞に投影されます。これで脳内に映像が出現し、情報の読み込みが可能になります。

ニコラ・テスラの「装置の仕組みと構造は、映像のように脳内でできている」という言葉や、エジプト神話にある全知の象徴が「目」であることから、松果体はアカシックレコードにアクセスする器官という推測は、あり得るのかもしれません。

「宇宙文明レベル1~7」の動画や投稿でも言いましたが、レベル0.7の地球文明は、レベル4以上の文明によって作られました。我々の不完全な松果体は、レベル4の生命体が我々を作る時に、その機能を意図的に削ったかもしれません。なぜなら、自分と同じレベルの強い存在を作ってしまったら、いずれ自分の立場が保てなくなるからです。少し一般常識から外れた内容かもしれませんが、投稿を見ている皆さんの好奇心を呼び起こすことが、僕がこのチャンネルを立ち上げた目的の一つです。

あなたがこの投稿を見て、「もしかしたら自分はアカシックレコードにアクセスできているかも」と思ったら、ぜひコメント欄で教えてください。

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