土星で全長50,000 kmのUFO!NASAのリーク映像で判明した驚きの事実とは?

宇宙奇譚

はじめに

アメリカ航空宇宙局NASAに勤めていた宇宙工学研究者のノーマン・バーグラン博士は晩年、『土星の環を創った者たち(Ringmakers of Saturn)』という本を出しました。博士はNASAが外部への公開を禁じていた写真をこの本に掲載し、土星の周辺に浮かぶ巨大なUFOの存在を世の中へ明かしました。この本の注目すべき点は「UFOが映っている」というセンセーショナルな写真だけではありません。書かれている内容自体も大変興味深く、これらのUFOが土星の環の形成にも深く関わっているという驚きの主張が展開されています。バーグラン博士が思うには、土星の周りで確認されたこれらの物体は、おそらく人類よりもずっと長い歴史を持つ高度な文明によって作られ制御されています。今回は、これらの巨大なUFOの正体に迫りながら、この太陽系に地球の人類文明を超える未知の文明が存在しているのかどうか、お話ししていきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

土星の環で発見された謎の物体

「土星の環には説明がつかない物体が存在している。」このような疑惑は、200年前から既に報告されていました。遡ること17世紀、ガリレオ・ガリレイをはじめたとした天文学者たちは、望遠鏡を使って土星が環を持っていることを初めて観測しました。18世紀になり、望遠鏡の精度は大幅に向上し、様々な観測者による記録には、土星の環の端に突然明るい点が現れたり、その光の点が移動したりしているといった内容が見られるようになりました。これらの光は数時間未満という短い時間で消えてしまったため、それらは土星の衛星ではないと判断されました。

ウィリアム・ハーシェルという18世紀末の天文学者の記録によると、これらの光る点は不安定なもので、環の片方では見えるのにもう片方では見えないという謎があったようです。19世紀に入ってからも、「光る点」に関する報告はまだ続きます。特に驚くべきことは、1917年2月9日にイギリスの2人の天文学者が観測した現象です。その日、2人は土星付近で非常に明るい光を発見しましたが、その明るさは、「星」とさえ呼べるほどでした。この謎の物体はまっすぐ進み、土星の環を横切るかのように見えました。観測中の物体の移動距離は約125,000 kmで、物体はその距離をなんと1時間40分で走り切ったのです。これは計算すると秒速21 kmの速さで、20世紀後半に人類が打ち上げたボイジャー宇宙船よりも1.5倍速い速度です。

さらに不思議なのは、この物体が土星の環を通り過ぎるとき、光は伸びて見え、通過中に何の障害もなく、前にあるものをまるで飲み込んでいくように見えたという観測者たちの証言です。現代に入っても、これに似た現象が観測されています。土星の衛星の近くで、1つの光る点が土星の環に向かって移動しているのが分かる天文望遠鏡で撮られた映像です。その速度は異常に速く、衛星から環の近くに到達するまで僅かな時間しか掛かりませんでした。土星の直径は地球の9.4倍であることから、この物体の直径は少なくとも数千kmはあると推測されています。私たちの月の直径が約3,474 kmであるのを考えると、この物体がどれほど大きいか、それは想像以上のスケール感です。これらの光る物体が一体なんなのかは長い間ずっと謎でしたが、現代に入りNASAが土星に向けて宇宙探査機を打ち上げました。その探査機が撮影した土星の環の写真のおかげで、やっとその正体が見えてきました。そして、バーグラン博士がリークしたのが、これらの写真です。それまで誰も考えもしなかったほど、これらの光の正体は一般常識からかけ離れたものでした。

1977年、NASAは木星と土星の観測を目的に、宇宙探査機のボイジャー1号と2号を打ち上げました。3年間の旅を経て、探査機は土星周辺にたどり着き、数多くの写真を撮りました。それらの写真からは、土星の環で光る点が数多く発見されました。土星の環は95%以上が氷で構成されていますが、氷の反射が光の原因だという可能性をバーグラン博士は真っ先に排除しました。その理由は、地球でも観測できるほどの光が、氷の反射によって生じるというのは不可能だからです。また、環で観測された光る点は異なる色を持つ物もあるため、この事実からも氷の反射が原因である可能性は非常に低いです。さらに、写真をよく分析して分かったのは、これらの点は静止した状態ではなく、移動をしているという事実です。

また、光る点以外に、葉巻型の物体もたくさん発見されました。写真ではこれらの光る点や物体は小さく見えますが、実際のところ、光る点は最低でも地球上の中規模の都市くらいの大きさがあり、葉巻型物体のサイズは、大きいものは全長約36,000 km、直径は2,700 kmで、長さだけで言えば、地球の直径の約3個分です。小さいものでも全長は5,600 kmもあり、月の直径の1.6倍です。また、これらの葉巻型物体の長さと幅の比率はいずれも13対1くらいです。バーグラン博士の研究によると、葉巻型物体の多くはまっすぐに動いて、環を通り抜けて反対側から出て行くという挙動が確認されました。そしてボイジャー以外にも、ハッブル宇宙望遠鏡やカッシーニ宇宙探査機も土星周辺で葉巻型の物体を捉えています。

バーグラン博士の分析によれば、こちらの画像には、環の先端部分に葉巻型物体があり、物体から両端に向かって何かが放出されています。そしてなぜか、物体の進行方向の後ろにしか環がなく、進行方向の前方には環がありません。

こちらの2つの画像にも、環の一部を作り出しているかのような葉巻型物体が確認できます。

なぜこのような現象が見られるのかは後ほど詳しくお話しします。

巨大UFOの正体

これらの物体が一体なんなのかについて調べを進める中で、バーグラン博士は物体が存在しているエリアで、電位差が生じている痕跡を発見しました。大部分が氷で構成された土星の環が電気を帯びていることは昔から知られており、その電気がどこからきているのかについては諸説ありますが、バーグラン博士はこれらの現象を次のように解釈しています。葉巻型物体は、人類の文明を高度に超えた存在による宇宙船であり、博士はこれらを「電磁駆動体」と名付けました。土星の環で発見された「電磁駆動体」は3種類あり、1つ目はA環の外側に集中しているもので、サイズは最も小さいです。2つ目はA環の内側に集中しているもので、サイズが中レベルです。そして3つ目はB環からD環に渡って存在するもので、長さは地球直径の4倍以上もある50,000kmほどの物もあります。

ところで、多くの人にとって、UFOと言うと、人間のサイズを基準とした“乗り物”がイメージされがちなようですが、宇宙に存在しているであろう様々な文明のスケールは、人間の想像力をはるかに超えているのかもしれません。例えば、過去の動画で取り上げた太陽の近くで観測されたUFOも、そのサイズは地球よりもはるかに大きいです。これはつまり、我々の太陽系内だけの話でさえ、人類の常識を超える知性や技術がたくさん存在しているということかもしれません。

土星の衛星「イアペトゥス」

話を戻しますが、バーグラン博士はこれらの「電磁駆動体」の動力源についても分析しました。博士の分析によると、これらの宇宙船の動力源は土星の衛星である「イアペトゥス」と深く関係があります。土星の衛星イアペトゥスは、17世紀に天文学者のジョヴァンニ・カッシーニによって最初に発見されました。その後の観測では、イアペトゥスはなぜか時々姿を消すという現象が見られていました。カッシーニの解釈として、これはイアペトゥスが太陽光を全く反射しないエリアに進入したためであり、その時は地球からの観測が困難になるのだと考えました。しかし長年の観測を続けるにつれて、カッシーニは不可解な現象を発見しました。イアペトゥスは太陽光を反射できないエリアに進入し、地球から姿を観測できなくなった後、なぜかたまに突如として出現して望遠鏡に映り込みます。何度もこの不可解な現象を目の当たりにしたカッシーニでしたが、どう考えてもその理由を思いつかず、結局解明することを諦めました。それからの数百年の間、これは天文学の大きな謎の一つとして残されました。

現代に入り、性能が大きく進化した天文望遠鏡で観測しても、イアペトゥスは今なお姿を消したり、急に現れたりしています。現在の主流の解釈として、イアペトゥスには反射率の高い氷と反射率の低い暗い物質が不均一に分布していて、この特徴が、イアペトゥスが太陽光を反射するか否かの大きな違いを生んでいるという見解があります。しかし、この解釈だと、なぜイアペトゥスが太陽光を反射できないエリアに進入した後でも急に姿を現すのかについて説明できません。

また、現代の望遠鏡による観測結果にはもう1つの不可解な現象があります。イアペトゥスでは、時に唐突な輝度の変化が観測されます。この現象は、太陽以外の何らかの光源がイアペトゥスを照らしているかのような印象を与えます。バーグラン博士が思うには、イアペトゥスのこれらの謎の現象は、土星周辺に出現する「電磁駆動体」と大きく関係しています。地球の何倍もの長さがあるこれらの巨大な宇宙船がイアペトゥスに近づく時、船体から放たれた光はイアペトゥスを照らし、その結果、太陽光を反射できないエリアにある時でも、地球からイアペトゥスの姿を観測できるようになります。イアペトゥスの突然の輝度の変化も、これらの巨大な宇宙船がイアペトゥスの周辺を通過した際にもたらされた結果だとバーグラン博士は考えています。博士の仮説によると、これらの「電磁駆動体」は水でプラズマを発生させ推進力を生み出しています。イアペトゥスの組成は大部分が氷です。宇宙船はその周辺で電場を発生させ、電流をイアペトゥスに流すことによって、氷を溶かして推進剤である水を収集するわけです。

少し余談ですが、映画『スター・ウォーズ』では「デス・スター」という人工天体が登場します。この宇宙要塞とも呼ばれる巨大なデス・スターが初めて映画のスクリーンに映し出された時、多くの人々はその発想に圧倒され、大いに魅了されました。2004年、NASAの宇宙探査機カッシーニはイアペトゥスから17万kmという距離まで接近し、この天体の鮮明な写真を撮影しました。この写真を見た時、デス・スターを思い起こした人も非常に多かったようです。イアペトゥスの表面には、直径約20kmに及ぶ巨大なクレーターがあり、さらに赤道に沿って独特な形状の山脈が存在します。山脈は長さ1,300 km、幅20 km、高さは約13 kmあります。まるで2つの半球を溶接してできたようにも見えるこの天体は、デス・スターに見られる「スーパーレーザー」の発射口及びその周囲の構造に酷似していたため、一時期は大きな話題となり、NASAよりも前にイアペトゥスのことを詳しく把握している何者かがいるのではないかという興味深い噂まで飛び交いました。

太陽系に存在する地球外文明

本題に戻りますが、バーグラン博士の研究では、これらの宇宙船はイアペトゥスで水を収集しているだけではなく、そもそも土星の環が形成されたのも、これらの宇宙船の活動によるものだと考えています。17世紀と18世紀の200年間を振り返ると、多くの観測者たちが土星の環に関する記録を残していました。絶対的な尺度で、その時代の望遠鏡は確かに土星の環を観測するには性能的に十分ではありませんでしたが、200年の間に残された数々の土星の環の記録やスケッチには、明らかな違いがありました。技術的な制限で環の細部の形状が捉えられないとは言え、性能がほぼ同じくらいの望遠鏡で行われたこれらの観測に無視できないくらいの違いが生じているということは、土星の環の形状がその200年間で大きく変化していたことを示唆しています。

宇宙規模では極めて短い200年という期間で、土星の環の形が大きく異なっている理由は、それらが実は土星の周辺を行ったり来たりしている「電磁駆動体」によって作られたものだからです。先ほどの写真でも示したように、葉巻型物体の進行方向の前方には環がなく、進行方向の後ろにしか環はありません。これは、宇宙船が進行したエリアで環が形成されていくということを示唆しています。ただし、環を作ることがこれらの宇宙船の目的なのではなく、環という存在は、ただ宇宙船が進行、もしくは“駐車”した時に発生した副産物か汚染物だとバーグラン博士は考えています。そうすると、土星周辺はこれらの宇宙船が一時もしくは常時駐在する場所だということになります。

太陽系では、土星以外に木星と天王星も環を持っています。さらに、火星と木星の公転軌道の間には、「小惑星帯」という数多くの小さい天体が集中している領域があります。バーグラン博士の研究によれば、木星と天王星、そして特に小惑星帯で、土星周辺と似たような巨大な葉巻型物体の存在が確認されています。これらをあわせて考えると、太陽系の中だけでも人類を大きく超える高度な文明があちこちにいるという推測ができます。その高度な技術力を発展させるのに必要な時間がどれほどかを考えれば、これらの文明は人類よりずいぶん歴史が長く、太陽系が誕生した初期から既に存在していた可能性も大いにあると博士は考えています。非常に大胆なこの仮説ですが、バーグラン博士の推理の根拠はNASAの宇宙探査機が撮影した写真に基づいていて、推理と論証の過程も科学的であるため、仮説は多くの支持を得ています。

考察

ここからは僕の個人的な意見ですが、さらにこの話について深掘ってみたいと思います。これまで、宇宙人は果たして存在しているのか、人類のように知恵を持つ文明がどこかに存在しているのかという議論は盛んに行われてきましたが、なかなか答えは得られていません。しかし、もしかしたら、人類をはるかに超えた存在は、実は太陽系の中、ひいてはこの地球上にも存在しているのかもしれません。土星周辺で出現する葉巻型の宇宙船が、地球や月で発見された葉巻型UFOと同じ形状なのも、きっと偶然ではないと僕は思います。近年、アメリカ政府は未確認飛行物体に対して公式な調査を行い、公聴会や報告書などを通じて一部の情報を社会に公開したものの、話が肝心な部分に迫ってくると、いつも曖昧な解釈や強引な情報封鎖などを行って、真相をなかなか明らかにしません。もし政府が既に宇宙文明の存在を把握しており、様々な考慮からそれを一般民衆に公開していないというのが真相であるのなら、それは長い目で見ると、マイナスしかもたらさないと僕は思います。

知識は人類社会をより良い方向へと大きく進歩させてきましたが、まだ発見されていない領域が多く残っています。土星周辺に集まる「電磁駆動体」、太陽からエネルギーを集める巨大UFO、以前の動画で取り上げた隕石を後ろから貫通する謎の物体など、これらについて、人種や信条、肌の色、国境、政治体制を越え、超自然的な力として認めて広く議論するべきではないでしょうか。もし、地球で生命が誕生し、さらに人類という高度な知恵を持つ種族を誕生させたのがある特別な力のおかげだとすれば、その力が地球を突如として不毛な死の大地に変える可能性もあります。今日の私たちが無事でいられるのは、今のところ彼らに存在を許されているからであって、いつか彼らが私たちに何らかの悪意や失望を抱くとすれば、悲惨な事態が地球を襲うでしょう。私たち人類はそれに対応する最初の一歩として、地球や太陽系内の他の天体と、今なお多くの謎が残る古代文明や未知の技術、その間に存在していたかもしれないつながり、地球上の生命の本当の起源、そういった事柄について深く考え、正しく理解しなければなりません。こうした認識の変化は、人類の文明レベルを幼年期から成熟期へと進めるための大事なポイントです。もし宇宙文明や超自然的な存在が地球上や太陽系内に潜んでいるとすれば、私たちはそれに向き合う勇気と知恵を持たなければなりません。私たちは未知との接触を恐れず、むしろそれを知ることによって、やっとこの宇宙の真実に一歩近づくことができます。

それでは、今日もありがとうございました。

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